PLDD治療
椎間板ヘルニアのために痛みやしびれなど様々な症状に悩み苦しんでいるけれども、適切な治療を受けられていない方が非常に多いこともあまり知られていないようです。適切な治療を受けられずに悩み苦しみながらも、どのように対処すれば良いのか、どこで適切な治療を受けられるのかがわからずに、耐え忍んでいる患者さんの数は極めて多いのが現状です。
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2008年に椎間板ヘルニアに対する治療ガイドラインが編纂され、この疾患に対する知見が整理されました。椎間板ヘルニアによる諸症状は2~3カ月程度保存的治療を継続することによってその70~80%の例について症状が軽減するということが以前から知られています。しかしながら、この事実が医療者と患者さん双方を悩ませているのも又事実なのではないでしょうか。
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PLDDは、椎間板の髄核にレーザーを照射し、発生した熱により髄核を蒸散させることで椎間板内の圧力を弱め、突出したヘルニアを椎間板内に引き戻します。通常の外科的な手術とは異なり、皮膚を切開したりする必要がないので、体への負担が極めて軽いのが特徴です。
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現行のレーザー治療方法では、耐荷重性の低下が惹起される可能性があることを主張される方もおられます。耐荷重性の低下とは、椎間板が変形したりつぶれたりすることです。これがPLDDによって引き起こされると主張する方もいますが、実際PLDD後に椎間板の変形やつぶれが観察されたことはありません。
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PLDDは、統計的にみても、習熟した医師が担当した場合、合併症は殆ど発生するものではなく安全で有効な治療と言えます。その潜在的な効果を十分に理解し、微視的側面からPLDDを批判するのではなく、正しい判断を専門医たちこそが下すべきです。
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