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基礎知識

私たちが良く聞く椎間板とは、どんな器官なのでしょうか?
椎間板は、椎体どうしをつなげて背骨が前後左右に動くのを助け、衝撃をやわらげるクッションの役割をもつ、たいせつな器官です。 椎間板の中心部にはゼリー状の髄核があり、外側を線錐給という組織が取り囲んでいます。

椎間板は、椎体どうしをつなげて背骨が前後左右に動くのを助け、衝撃をやわらげるクッションの役割をもつ、たいせつな器官です。 椎間板の中心部にはゼリー状の髄核があり、外側を線錐給という組織が取り囲んでいます。

腰椎の椎間板が、圧力を受けたり老化したりして変性したために、髄核が背中側のほうに飛び出して近くを通る神経の根元を圧迫し、それぞれの神経が担当する領域の腰や脚の痛みやしびれを引きおこす病気が腰椎 椎間板ヘルニアです。 まず「椎間板ヘルニアの基礎知識」では、この椎間板と腰椎部分の神経などについて詳しく見ていきましょう。
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おもな症状は、腰痛、脚の痛み、脚のしびれで、痛みとしびれの両方がみられることもあります。せき、くしゃみ、重いものを持つ、動作を変えるなどの動きが痛みに影響し、安静にしていても、立ち続け、座り続けといった一定の姿勢のままでいるとつらくなるのが特徴です。

また、病状が進行すると、脚の筋力が低下して力が入らない、足首に力が入らず、か かとやつま先が上げにくいなどの症状や、脚の感覚が鈍くなる感覚障害が現れることもあります。 腰椎椎間板ヘルニアは椎間板の飛び出し方によって、次の4つのタイプに分類されますので、「おもな症状」ではそれを見ていきましょう。
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椎間板ヘルニアになる原因についてですが、椎間板も年齢とともに老化します。 体のほかの器官と同じく、脊柱もまた新陳代謝を繰り返して生まれ変わっており、加齢とともに年をとっていきます。

脊柱の場合、老化は椎間板から始まります。椎間板の加齢変化が軽度から中等度のときの発生頻度が高いため、20歳代から40歳代の働き盛りの男性に多くみられ、 10歳未満の小児や80歳代の高齢者にも発生することがあります。
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椎間板ヘルニアは予防することができるのでしょうか?
腰部脊柱管狭窄症の患者さんには、歩く運動が適しています。歩いている途中で痛みやしびれが出て歩きにくくなったら、ベンチなどに腰かけて十分に休憩をとり、症状が消えてから再び歩くようにします。

腰を曲げて運動できるという点では、自転車をこぐ運動が最適です。自転車に乗る場合は、安全な場所で無理のない乗り方をしてください。
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