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医療機関の選び方

医療機関の選び方

椎間板ヘルニアの治療については、非常に多くの患者さんがその症状に悩まされていながらも、未だ確固たる治療法が確立されていないというのが現状です。
したがって、PLDDに限らず、治療を受けるにあたっては、担当医と病歴や治療歴、現在の状態などについてしっかりと意思疎通ができ、各治療法のメリットデメリットの情報を客観的に説明してくれるような医療機関を選ぶことが非常に重要です。

最近では情報開示を積極的に行っている病院も多くなってきました。豊富な治療件数を宣伝文句にしているところもあります。ある程度の症例経験は確かに重要ですが、実際重要なのは症例数でなく、その治療成績です。PLDDが適用とならない症例であっても、いたずらに治療を実施すると治療成績は悪くなります。

PLDDは全ての椎間板ヘルニアに適応になるわけではありませんので、正しく診断を行い、慎重に適応を検討することが必要で、それが治療成績に大きく影響してきます。症例数の多さだけをうたうのではなく、治療効果がどうだったのかについても言及している病院の情報は、医療機関の選択を行う上で、大変参考となるでしょう。

また、診療にあたる医師の専門分野を確認するということも、病院や治療方法を選択する上で参考になります。PLDDについていえば、筋肉、腱、軟骨、骨など、体を支え、運動をつかさどる器官として椎体をとらえる整形外科と、脳や体の隅々までにわたる末梢神経へとつながる重要な脊髄を保護する器官として椎体をとらえる脳神経外科との2つのアプローチがあります。

行う治療は全く同じですが、何を“主眼”として治療の適応や計画を立てるかが異なることもあります。そうした点も考慮して医療機関を選択すること重要です。いずれにしても担当医師から納得のいく説明が十分に行われ、しっかりとコミュニケーションがとれる、ということが最低条件であることは言うまでもありません。

※上記条件を満たす推薦医療機関の一つ: http://www.hernia-pldd.jp/

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